こんにちは、タカオです。
あなたは「クンダリーニ覚醒」なんて言葉を聞いた事がありますか?
スピリチュアルが好きな方やヨガをされている方ならば、知っている。或いは聞いたことがある。という方もいるのではないだろうか。
クンダリーニとは、全ての人間が内に持っている生命エネルギー(チャクラと表現される)の事を指し、それが覚醒することで宇宙のパワーと繋がることができる。という、インド仏教の考え方に由来する概念です。
要は、「悟りを開いた状態」と思って頂けるとイメージしやすいのではないだろうか。
本記事では、一見スピリチュアルなイメージのあるクンダリーニについて科学的な解説と具体的な手法を用いて解説しています。
クンダリーニについてのより具体的な理解を深め実践することで、日々の健康状態を最適化し人生を好転させることが出来るので、ぜひ最後まで読んで見て下さい。宜しくお願い致します。
細かい話はどうでも良いから人生を良くするにはどうすれば良いかだけ知りたい!!という方はどうぞ、目次の呼吸法からご覧下さい。
なぜ、その方法で人生を好転できると考えているのかについて理屈も理解したい方は以下、順番に解説しているので読み進めて頂ければと思います。
クンダリーニについて
まず始めに、そもそもクンダリーニとは何かについて、スピリチュアルな表現もありますが解説しておきます。
スピリチュアルが好きな方やヨガをされている方ならば、知っている。或いは聞いたことがある。という方もいるかと思います。
クンダリーニを覚醒させることにより、愛に溢れ人生が豊かになることで、充実した毎日を送ることができると言われています。
この考えは仏教の考え方に由来しており、
クンダリーニとは、全ての人間が内に持っている生命エネルギー(チャクラと表現される)の事を指しています。
クンダリーニを目覚めさせることは、人間を人間以上のもの、自由なもの、永遠なものに進化させ不老不死の世界へ導く行法であるとされている。
そして、瞑想やヨガによって高めたクンダリーニが宇宙のパワーと繋がることを、クンダリーニ覚醒と呼び、クンダリーニが覚醒したことで「肉体的、精神的により高い次元の自分自身になり、神秘的な体験をした」と言う人もいるそうです。
それでは、以下よりスピリチュアルな要素ではなく具体的に解説していきます。
この記事の信憑性について
スピリチュアルなイメージのある瞑想やクンダリーニについて、ハートマス研究所の研究や科学者を参考にし紹介しつつ解説しているので専門的にもっと深掘りして理解したい方は参考にどうぞ。
ハートマス研究所(HeartMath Institute)
1991年に非営利団体として設立され、科学的根拠に基づいた信頼性の高い研究などを行っており、世界中のさまざまな文化圏におけるトレーニングや教育プログラムの基盤となっているハートマス研究所(HeartMath Institute)について。
Our Mission
The mission of the HeartMath Institute is to help people bring their physical, mental and emotional systems into balanced alignment with their heart’s intuitive guidance. This unfolds the path for becoming heart-empowered individuals who choose the way of love, which they demonstrate through compassionate care for the well-being of themselves, others and Planet Earth.Our Cause: Awakening the Heart of Humanity
HeartMath Institute is committed to helping awaken the heart of humanity. We believe that when we align and connect our hearts and minds and connect with others, we awaken the higher mental, emotional and spiritual capacities that frequently lie dormant. HMI aspires to always conduct our operations with passion, compassion and a heartfelt desire to transform lives. This is in keeping with our desire to help usher in an era of ever-expanding heart intelligence.HeartMath’s research, training and technologies are aimed at guiding all of humanity toward realization of its full potential and to rely on the qualities of the heart in its role as caretaker of future generations and our planet.
About HeartMath Institute
Since 1991, when Doc Childre founded the nonprofit HeartMath Institute, our vision has been to provide tools that connect us with “the heart of who we truly are.” Today HeartMath serves people of all ages and walks of life around the world in their homes, classrooms and communities – so they can live healthier, happier and more fulfilling lives.We research and develop reliable, scientifically based tools that bridge the connection between heart and mind and deepen people’s connection with the hearts of others. This empowers people to greatly reduce stress, increase resilience and unlock their natural intuitive guidance for making better choices.
HMI’s simple, user-friendly mental and emotional self-regulation tools and techniques provide benefits in the moment and over sustained periods. They enable people everywhere to break through to greater levels of personal balance, creativity, intuitive insight and fulfillment. Our research has formed the foundation for training and education programs worldwide among diverse cultures. We’ve worked with major corporations, government and social-service agencies, all branches of the military, schools and universities, hospitals and a wide range of health-care professionals and law enforcement agencies.
無料でダウンロード可能な資料などもあり、調査結果なども見る事が出来るので興味がある方はどうぞ。
ジョーディスペンザ(DR.Joe Dispenza)
医学の分野からクンダリーニや瞑想などについての活動をされている研究者、ジョー・スペンサ(drjoedispenza)について
About Dr Joe
Dr Joe holds a Bachelor of Science degree and is a Doctor of Chiropractic. His post graduate training includes the fields of neuroscience and neuroplasticity, quantitative electroencephalogram (QEEG) measurements, epigenetics, mind-body medicine, and brain/heart coherence. As a researcher, lecturer, author, and corporate consultant, his interest lies in demystifying the mystical so that people have all the tools within their reach to make measurable changes in their lives.Dr Joe works on being the living example of everything he teaches. He also appreciates good food and wine, communing with nature, and being around highly creative people.
ジョースペンサさんがクンダリーニについてどのように捉えているのかなど、動画で確認したい人はこちらを参考にどうぞ。
英語による情報になりますが、苦手な方は翻訳ツールを使えば問題なしです。
Google翻訳やDeepl翻訳など色々あるのでお好みでどうぞ。
一言でまとめると、「脳にある松果体の働きを活性化させると良いよ」というような話をしています。
以下、具体的に見ていきましょう。
松果体(第三の目)
松果体とは睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する脳器官です。
人間の眉間の奥の辺りに位置しており、ニワトリやサカナなど多くの動物では光を感じる、いわゆる「第三の眼」として機能します。
人は、心と体の働きのバランスをとる際、内分泌(ホルモン)系と自律神経系の2つのルートを使っている。
以下では、2つのルートについての基本情報をまとめているので確認しておきましょう。
- 内分泌(ホルモン)系と自律神経系の2つのルートを使って、心と体の働きのバランスをとっている
- パソコン作業で1日中、外にでなかったり、明け方までテレビを見ていたりすると、セロトニンやメラトニンが不足しホルモンのバランスが崩れることで不健康状態に傾く。
- ストレスがかかると、脳からの指令で防御反応が起きる。そのため、自律神経のバランスも大事。
内分泌(ホルモン)系ルート
今回は、松果体で出されるメラトニンに注目していきます。
まずは以下に特徴などを表にしたので確認しましょう。
セロトニン(朝) | ・日光を浴びると分泌される脳内伝達物質 ・セロトニンは、脳から分泌される睡眠ホルモンであるメラトニンの原料 ・しあわせホルモンと呼ばれる脳内ホルモンで、「ノルアドレナリン(神経を興奮)」や「ドーパミン(快感を増幅)」と並び、感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質の1つです ・脳は緊張やストレスを感じるとセロトニンを分泌し、ノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御し、自律神経のバランスを整えようとします ・ストレスが溜まっている時に温泉に入ったり、リラックス効果のある体操などを行ったりすると癒されるのは、セロトニンが増え、ノルアドレナリンが減少するからです。 ・ストレスや疲労が溜まると、セロトニンの分泌量が減ったり、働きが制限されたりしてしまいます ・セロトニンは、精神の安定や安心感や平常心、頭の回転をよくして直感力を上げるなど、脳を活発に腹たかせるカギとなる脳物質である。特に、ストレスに対しての効果があり、自らの体内で自然に生成されるもので、誠心安定剤とよく似た分子構造をしている ・セロトニンが不足すると、慢性的なストレスや疲労、イライラ感、向上心の低下、仕事への意欲の低下、うつ症状、不眠などの症状が見られる。 |
メラニン(夜) | ・メラトニンは夜になると分泌量が増えるとされている。 ・メラトニンには、季節のリズム、睡眠・覚醒リズム、ホルモン分泌のリズムといった 概日リズム(サーカディアンリズム)を調整する作用がある。 メラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれるために、病気の予防や老化防止にさまざまな効果を持つと考えられており、注目されているホルモンのひとつ ・メラトニンの分泌は主に光によって調節されています。夜中に強い照明の中にいると体内時計の働きが乱れてメラトニンの分泌が抑えられます。これが睡眠覚醒リズムが乱れる原因となります。 |
自律神経系ルート
手や足は自分の思ったとおりに動かすことができるけれど、血液を循環させたり、体温を上げたりすることは、自分の意思では難しい。
そうした自分の意思では難しい体内の機能をコントロールしているのが自律神経で、正反対の働きをする2種類(交換神経・副交感神経)がある。
以下、それぞれの特徴について表にまとめたので確認しておきましょう。
交換神経 | ・体を活動状態にする。おもに日中の活動時に活発に働く ・たとえば、大事な会議で話すとき、緊張して心臓がドキドキしたり、口の中がカラカラになったり、汗がでたりするのは、交感神経が活発に働いているから |
副交感神経 | ・体をリラックス状態にする。おもに夕方から明け方にかけて、休息時に活発に働く ・会議が終わるとホッとして心臓のドキドキがおさまったり、おなかがすいたりするのは、交感神経と切りかわって、副交感神経が活発に働いているから |
2つの自律神経のスイッチがうまく切りかわらないと、疲れやすい、体がだるい、めまいがする、目の疲れ、肩こり、腰痛、頭痛、微熱など、体のあちこちに不調がでてくる。
脳波について
内分泌(ホルモン)系と自律神経系の2つのルートを使い、心と体の働きのバランスをとっていることが理解できました。
以下では自分が2ルートのどの辺なのか、心身の状態をより階層的に理解できるように、脳波による位置づけを解説します。
脳波とは、脳の活動によって引き起こされる波のような信号です。
巨大な神経細胞である脳はニューロン間での情報の受け渡しの際に脳波を発生させている。
要は、多数の神経細胞の活性が脳波として表れているわけです。
また、細胞の働きや場所の違いにより、脳の周波には違いが見られる。
以下に脳波の種類とそれぞれの特徴を表にまとめたので確認しておきましょう。
ガンマ(γ)波(30Hz) | ・知覚機能と共に高次の脳活動において発生する ・提起された課題に対して答えを導くような洞察力の遂行時 |
ベータ(β)波(14~30Hz) | ・心身共に活動的な場面で発生する ・論理的思考や議論、判断をしている ・興奮した脳活動に現われ、心身共に緊張した状態 ・何かしらのストレスを受けている時に現われる |
アルファ(α)波(8~13Hz) | ・ノンレム睡眠の初期段階で発生 ・目を閉じてリラックスしている状態 |
シータ(θ)波(4~7Hz) | ・眠気のある時や勉強、身体的作業に集中している時に発生 ・海馬(記憶を司る部分)との関係が強い ・短期間だけ情報を保持し、同時処理する能力(ワーキングメモリ)に関連すしている |
デルタ(δ)波(1~3Hz) | ・深い睡眠時に現われる(3~4段目) ・デルタ波の発現量から睡眠の質の高さの評価に使われる |
睡眠とシータ波の出現
睡眠は時間の経過によってレム睡眠とノンレム睡眠の2種類を繰り返している。
レム睡眠では、脳が活発に働いており記憶の整理や定着が行われている。一方、ノンレム睡眠では脳が疲労の回のため休息している。
そして、睡眠には全4段階あるとされており、シータ波が1段階目で、ノンレム睡眠が4段階目である。
要は、シータ波はアルファ波と交代する形で出てくるのでリラックスした良い状態であるといえる。
シータ波の効果
覚醒中の脳内でシータ波が出ている状態は精神的に集中していて効率の良い作業が出来ている時である。
また、記憶や学習がはかどる環境が脳内で実現している時にもシータ波が出ている。
このようなシータ波が出る状態を意識的に作る事が出来れば、作業効率や精神的な安定をもたらすことが出来る。
実践的に期待出来る効果としては、学習や記憶への影響が考えられる。
➀記憶力が高まる
シータ波は記憶を司る海馬と関係が深いとされており、海馬は睡眠時にその日、脳内に収集された色々な情報を整理して記憶に残すべき情報を選び分けている。
レム睡眠時に海馬でシータ波が発生するためシータ波と記憶には関連性があるとされている。
また、覚醒時にも外部刺激が遮断されるような集中したい状態ではシータ波が発生し記憶が高まるとされている。
➁ひらめき力が高まる
睡眠に入る過程では始めはアルファ波が派生して次いでシータ波が出てくる。この状態は覚醒と睡眠の境界上にあり半覚醒状態で特殊な脳活動が見られる段階である。
このような時、収集された情報がバラバラの未整理状態で一時的に記憶されており、これらカオス状態にある情報が脈絡なく結びつくことで新奇な発明(ひらめき)が生まれると考えられている。
シータ波は自由な脳活動が保証されている状態で発生することが理解できたかと思います。
要は、意図的にシータは波が出る状態に心身を持っていくことで、作業能率向上や新発想を手助けしてくれることが理解できました。
シータ波が発生する環境は、学習や記憶に都合がよく、アルファ波と合せることでリラクゼーションと関連するので余裕のある作業遂行に適しています。
それでは、積極的にシータ波の発生の環境を作る方法について
以下、見ていきましょう。
ハートコヒーレント
コヒーレンス法(心臓呼吸)は、15年以上にわたるストレス研究に基づき、ハートマス研究所が推奨しているメンタルトレーニング法の1つです。
科学的な実験によって効果が検証されており、簡単かつ短時間で習得できることなどから、企業、病院、学校、スポーツなど幅広い分野で使われています。
聞き慣れない言葉かと思いますが、英訳してみるとイメージしやすいのではないだろうか。
ハート(heart=心臓)コヒーレント(coherence=整合性、一貫性)を意味しています。
要は、心拍リズムを安定させることで、乱れた心拍リズムによる脳への悪影響を取り除き、集中して考える(前向きに考える)ことを可能にすることを意味しているわけです。
以下、もう少し具体的に見ていきましょう。
期待できる効果、目的
ハートコヒーレントの目的は、不安や緊張、イライラなどのストレス状態に陥った際の脱出手助けする事です。
落ち着きや冷静さ、前向きな思考に切り替えることで、ストレス状態からの脱出が期待できる、メンタルトレーニング法になります。
例えば、入学試験・スポーツ競技の試合前・大事なプレゼンや発表会など、緊張した時に深呼吸をした経験がある人。或いは仲間に深呼吸するようにアドバイスをした経験的がある。という人は多いのでないだろうか。
このように、私達は深呼吸には緊張状態を緩和させる効果があること経験からを知っています。
深呼吸には心拍リズムを安定させる効果があり、それが緊張状態を緩和させる効果に繋がっているわけです。
コヒーレンス法は、科学的な実験を重ねることで生み出され、効果が実証された、より理想的な状態を作り出すためのメンタルトレーニング法になります。
深呼吸のように、簡単かつ短時間で習得できることなどから、企業、病院、学校、スポーツなど幅広い分野で使われているわけです。
以下、その仕組について解説しているので日常生活でも取り入れてみてはいかがでしょうか。
コヒーレンス法を実践することで、心拍リズムが安定します。
心拍リズム(自律神経)は、ホルモンや免疫の働きと強く相関しており、既に述べているように、人は心と体の働きのバランスをとる際、内分泌(ホルモン)系と自律神経系の2つのルートを使っているため、
心拍リズムを安定させることで、体全体のバランスが整い良くなるというわけです。
また、最近の脳研究によって、脳の機能は心拍リズムやホルモンのバランスによる影響を受けることがわかってきています。
つまり、コヒーレンス法を習得することで、心拍リズムを理想的な状態にすることは、脳の機能を高め、集中力や思考力を高める効果が期待できるということです。
呼吸法を紹介
ここまでは、科学的な根拠や研究など紹介しながら、期待できる効果やその仕組みについて見てきました。
上図のように、心拍リズムを安定させ理想的な状態にすることで心身のバランスを整えるということを理解できたかと思います。
以下では、具体的なアクションプランとして呼吸法を2つ紹介しているので、ぜひ実践してみましょう。
ロングブレス
まず1個目に紹介するのが「ロングブレス」です。
こちらは、簡単かつ短時間で出来ます。ただし、達成することは極めて困難だと思います。
以下、方法を解説するので確認しましょう。
【方法】
➀1分間、鼻から空気を吸い続けて下さい。
➁1分間、口から空気をはき続けて下さい。
以上です。
回数はそれぞれ1回のみですが、➀と➁の間は休まず連続で行って下さい。
※おそらく初見で1分やりきることは難しいかと思います。最長1分を目指して出来る範囲で行いましょう。細く長く呼吸できるように頑張りましょう。
肺呼吸をしてしまうと意味が無いので、体全体で空気を取込む様にしましょう。
動画で確認したい方はこちらをどうぞ。
一言でまとめると「上下に動くような肺呼吸でなく、腹式呼吸など体全体360度使った呼吸をしましょう」というようなことを言ってます。
ウィムホフ呼吸法
2個目に紹介するのが「ウィムホフ呼吸法」です。
これは、様々な寒冷な環境に関わる記録をもち、「アイスマン (The Iceman)」の通称で知られるオランダ人。ヴィム・ホフ(Wim Hof)が開発した。普通の人々よりも寒冷に耐えることができるようになると言われている「ヴィム・ホフ・メソッド (Wim Hof Method)」です。
この呼吸法は、ケリー・スレーターというアメリカのプロサーファーで、過去に11度のASPワールドチャンピオンに輝いているトップアスリートも行っている呼吸法になります。
ウィムホフとはどんな人か、そのメソットなどもう少し知りたいという方は参考にどうぞ
♦https://www.redbull.com/jp-ja/the-iceman-wim-hof♦
以下、方法を紹介する前に注意が必要なので確認しておきましょう。
※この呼吸法では、意図的に過呼吸状態に近づけます。
強制的な過呼吸は、体内のシステムに意図的にアドレナリンを注入できるツールとして機能し、同時に血液内の酸素量と二酸化炭素量のバランスをより深く理解できるようにもなると言われている。
また、科学の世界では、過呼吸は肉体に奇妙な影響を与えるとされている。
一方で、過呼吸状態になると、二酸化炭素の排出量が必要量を超えてしまうため、血液のアルカリ度の上昇、血液の酸素飽和度の上昇、アドレナリンの放出、そして軽い幻覚などの症状が起きるようになる。
過呼吸を起こした際の最も分かりやすい症状、そしておそらく肉体にとって最も良くない症状が、脳血管の収縮です。脳血管が収縮すると眩暈が生じ、失神してしまう時さえある。
【方法】
➀空気を一気に吸って吐く。コレを30回繰り返します。
➁空気を一気に吸って吐いたら1分~2分程度、息を止めます。
➂一気に空気を吸って15秒程度止めます。そして残っている空気を吐く。
➀~➂で1セット。これを約3回程度行います。
※注意書きしましたが、コントロールされた過呼吸を起こす行為になりますので、体調に十分注意して行って頂き無理はしないようにしましょう。
失神してしまう場合のあるので最初は安全のために座って行った方が良いかもしれません。
以下、動画で確認したい方はコチラをどうぞ。
最後に
- 人は内分泌(ホルモン)系と自律神経系の2つのルートを使い、心と体の働きのバランスをとっている
- 脳の機能は心拍リズムやホルモンのバランスによる影響を受ける事が分かってきている
- 呼吸法をマスターすることで、脳波や心拍数をコントロールし意図的に心身を理想の状態に近づけることで人生を好転させる事が出来る。
ピッツバーグ大学病院代替医療センターの精神科医・教授であるシュレベール博士は、1990年代には「国境なき医師団」に参加し、湾岸戦争後のクルディスタン、インド、サラエボ、コソボなどを訪れる。2003年、「Guerir(治癒)」を出版、全世界でベストセラーに。『フランス式「うつ」「ストレス」完全撃退法』はその日本語版になります。
シュレベール博士は、大学病院での臨床経験から、薬物や精神分析に頼らずに、心身問題を解決するための7つの方法を推奨しています。
コヒーレンス法は、その内の1つであり、『フランス式「うつ」「ストレス」完全撃退法』という彼の著作においても紹介されています。
読んで見たいと思った方は以下の購入リンクからどうぞ。
ここまでご覧頂きありがとうございます。
スピリチュアルなイメージのある瞑想やクンダリーニについて、科学的な根拠や研究など紹介しながら、期待できる効果やその仕組みについて書きました。
そして、それを日常生活の中でどのようにして取り入れ実践することができるのか、具体的なアクションプランとして呼吸法を2種紹介しました。
それほど難しい事ではないと思いますので、ぜひ実践して見て下さい。
また、千葉逸人さんが数学的に解明した同期現象について、細胞の振動など同期現象の宝庫である人間の体との関係など、謎が多くまだまだ紹介しきれない事象がたくさんあります。
そして、呼吸法についても簡単に実践できるであろうロングブレスなど2種紹介しましたが他にも色々あると思いますので、気になる方はぜひこの機会に調べてみてはいかがでしょうか。