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ハードウェアウォレットとは?絶対にしてはいけない注意点と仕組みを解説

投稿日:2021年11月17日 更新日:


こんにちは、タカオです。

早速ですが、この記事では仮想通貨の流出などから身を守るために有効とされているハードウェアウォレットについて解説している記事になります。

この記事で分かること簡単に

  • ハードウェアウォレットは専用のデバイスで仮想通貨を管理する
  • オフラインで管理するのでハッキングの危険が少ない
  • とはいえ購入には費用がかかるなどデメリットもある
  • 正規販売店で購入しよう。メルカリなどでは絶対に買うな!理由も解説

早速ですが、もしあなたが仮想通貨を扱うならセキュリティ対策をしっかりしておきたいはず。自分から詐欺に会いたい・流出させたいと考えるような人はまずいないでしょう。

とはいえ、「ハッキングや流出への備え(セキュリティ)って具体的にどうすればいいのか」こんな疑問に答えます。

【結論】ハードウェアウォレットの購入がおすすめです

ハードウェアウォレットとは、専用デバイスを購入して仮想通貨を管理するもののことです。

ハードウェアウォレットはハッキングのリスクを減らせるのはもちろん、小型で持ち運びも便利なのでいざという時のバックアップも取ることが可能です。

つまり、仮想通貨を管理するならセキュリティ対策として重要なアイテムになるわけです。

とはいえ、ハードウェアウォレットは購入方法を誤れば詐欺被害に遭うリスクがある。

この記事では上記のようなハードウェアウォレットについて仕組みやメリット・デメリットを解説するとともに、詐欺に会わないように注意すべき点について示しています。

購入する際の参考にどうぞ。

ハードウェアウォレットとは、仕組みや種類、使い方について

ハードウェアウォレットは専用のデバイスを用いて仮想通貨を管理するウォレットです。専用デバイスは公式サイトから購入することができて、パソコンとUSBを接続すれば仮想通貨の送金や受金が可能。

具体的には下記の通り

ハードウェアウォレットは秘密鍵を専用デバイスで管理する

ハードウェアウォレットが仮想通貨そのものを管理しているわけではありません。
秘密鍵をオフラインで管理しているわけです。

Q秘密鍵とは?
A秘密鍵とは銀行の暗証番号のようなモノ。秘密鍵が無いとウォレット内の仮想通貨を引き出したり、送金したりができない。

秘密鍵をオンライン上で管理すると、ハッキングによって仮想通貨を盗まれる可能性がある

上記の被害への対策として、秘密鍵をインターネットから切り離してオフラインで保管・管理するのがハードウェアウォレットというわけです。

ハードウェアウォレットの種類と使い方

ハードウェアウォレットには種類があり、代表的なのが下記の通り2つ

上記の2つはいずれも、海外の公式サイトまたは、日本の正規販売店のサイトで購入できます。(※上記リンクからそれぞれ公式サイトを確認できます)

難しい操作は不要です。デバイスを購入後に初期設定を済ませることで使えるようになります。

海外サイトの場合には英語表記など苦手な方もいるかもですが、日本の正規販売店なら日本語対応で問い合わせなども安心なので、問題無しです。

初期設定に必要なのは、下記の通り2つ

  • PINコード
  • リカバリーフレーズ(暗号キー)
  • PINコードは、ハードウェアウォレットを起動するために使うパスワードです。スマホのロックを解除する際に入力するモノと同じようなモノです。
  • リカバリーフレーズは、PINコードを忘れたりデバイスが盗難・故障にあった際などにウォレットの内容を復元するために必要な超重要パスワードのことです。
  • ※リカバリーフレーズは、他人に知られると過疎通貨を盗まれる危険があるので絶対に他人に知られてはいけません。もし忘れた場合は誰も何もできない永久ロストとなる超重要なパスワードです。

秘密鍵とリカバリーフレーズは厳密には違うが、ここでは細かい話はしません。
用途としては同じだと考えておいていいと思います。(どうしても気になる方は自分で調べましょう)

リカバリーフレーズは24個の英単語で構成されています。
覚え続けるのは難しと思うので、紙にメモして保管しておくとよいでしょう。

※EvernoteやDropbox、メモ帳などオンラインでメモしたファイルを保管するのは、ハッカーに侵入されて見られる危険性がある行為です。
紙に自筆するなどオフラインでの管理が良いでしょう。
また、他人に見られなくても、自分で無くした忘れた場合には「誰も動かせない=永久ロスト」管理には十分な注意が必要です。

使い方

使い方は簡単です。
例えば、ハードウェアウォレットから仮想通貨取引所へ仮想通貨を送金したい時には、ハードウェアウォレットをパソコンにUSB接続すればよい。

上記の通り、ハードウェアウォレットは簡単に利用できるオフラインウォレットなわけです。

続いて下記では、ハードウェアウォレットのメリットについて解説します。

ハードウェアウォレットのメリット

ハードウェアウォレットは、仮想通貨の保管。管理に適したウォレットであり他のコールドウォレットより過ぎれた特徴を持っています。

【コールドウォレットとは】
オフラインで秘密鍵を管理するウォレットのこと。主に下記のような種類がある。

  • 紙で管理する「ペーパーウォレット」
  • パソコンで管理する「デスクトップウォレット」
  • 専用デバイスで管理する「ハードウェアウォレット」

今回紹介している「ハードウェアウォレット」のメリットについては下記の通り。

ハッキングの危険が少ないので、取引所よりも安全

みんながハードウェアウォレットを使う1番のメリットは、ハッキングの可能性が低いこと。

ハードウェアウォレットにはハッキングのリスクがほとんどありません。
理由は、秘密鍵をインターネットから切り離してオフラインで管理しているからです。

もしハードウェアウォレットを使用しない場合には取引所のウォレットなどを使うことになるでしょう。その場合オンライン上で秘密鍵を管理するので常にハッキングのスクが伴うわけです。

全ての仮想通貨を仮想通貨取引所に預け管理している人は、ハードウェアウォレットに仮想通貨を送金しておくことで盗難のリスクを減らすことができます。
※ハードウェアウォレットか仮想通貨取引所、どちらかで管理するのではなく両方を使うことでリスクを分散させると良いでしょう。

ハードウェアウォレットはバックアップも取れるので復元可能

ハードウェアウォレットはデバイスの噴出・故障しても別デバイスを購入すればウォレットの復元ができます。

復元にはリカバリーフレーズ(復元キー)が必要です。
このリカバリーフレーズさえ忘れていなければ、デバイスをなくしても仮想通貨を失う心配はありません。

もしもの備えとして、バックアップが取れるのは安心です。

ハードウェアウォレットのデメリット

上記の通りハードウェアウォレットは仮想通貨の保管・管理に適していますが、当然デメリットもあります。

例えば下記の通り

  • リカバリーフレーズを忘れると復元できない(永久ロスト)
  • 全ての仮想通貨に対応しているわけではない。
  • 購入には費用が掛かる
  • 正規販売店以外で購入してしまうと、詐欺被害に遭う可能性がある。

具体的には下記の通り。

リカバリーフレーズを忘れると復元できない

既に述べた通り、ハードウェアウォレットは、リカバリーフレーズを使用すれば復元可能ですが、逆に言えばこれを忘れたり噴出すると復元できない(永久ロスト)。

リカバリーフレーズの保管・管理は徹底しましょう。誰にも知られてはいけません。

またこれもすでに述べていますが、リカバリーフレーズは紙にメモして金庫で保管などオフラインで管理すると良いでしょう。
※EvernoteやDropbox、メモ帳などオンラインでメモしたファイルを保管するのは、ハッカーに侵入されて見られる危険性がある行為です。ウォレットをオフライン管理することでハッキングから身を守っているのにこれでは意味がない愚かな行為です。

全ての仮想通貨に対応しているわけではない。

ハードウェアウォレットは、その種類によって対応している仮想通貨が違います。
代表的なハードウェアウォレット「Ledger NanoS 暗号通貨ハードウェアウォレット
」と「TREZOER」の主な対応通貨は下記の通りです。(※変更があるかもしれないので詳細は公式サイトで確認するようにして下さい)

ハードウェアウォレット「Ledger NanoS」と「TREZOER」の主な対応仮想通貨
Ledger NanoS(レジャーナノS)
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • USDテザー(USDT)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)

などがあり、Ledger NanoXとLedgerNanoSの両方合わせると100以上あります。♦詳細はこちら♦

TREZOER(トレザー)
  • ビットコイン(BTC)
  • シンボル(XYM)
  • ネム(XEM)
  • モナコイン(MON)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • イーサリアム(ETH)

など、約13種類あります。♦詳細はこちら♦

上記の通り、Ledger NanoS(レジャーナノS)の方が対応している種類が多いのでこちらを選べば問題無しですが、ネムやモナコインなど対応していない場合もあるので、その時はTREZOER(トレザー)を購入しましょう。

つまり、どちらのハードウェアウォレットを購入すべきか迷った時は自分が保管したい仮想通貨に対応しているかどうかを基準に選びましょう。

購入には費用がかかる

ハードウェアウォレットは有料です。
金額としては¥15000円くらい。

取引所のウォレットは無料で使えるので、購入費用の高さはデメリットかもしれません。
たしかに少額の仮想通貨なら悩む金額かと思いますが、仮想通貨をたくさん持つなら詐欺被害で全てが流出することを考えると必要だと思います。

正規販売店以外で購入してしまうと、詐欺被害に遭う可能性がある。

ここの内容が1番知っておいて欲しいことです。
ハードウェアウォレットはAmazonでも購入可能です。もっと言えばメルカリでは通常の半額以下の料金でも出品もされています。

しかしAmazonやメルカリのように正規販売店以外で購入してしまうと詐欺被害にある可能性があります。
【結論】ハードウェアウォレットに入れた仮想通貨が盗まれる可能性があります。

Qオフラインで秘密鍵を管理するのにどうして仮想通貨が盗まれるのか?
A正規販売店以外で購入すると、販売業者が既にPINコードとリカバリーフレーズの設定を済ませている可能性がある。(つまり、販売業差がPINコードとリカバリーフレーズを知っている状態でデバイスを販売している可能性があるわけです)

具体的には、下記の通り。

ハードウェアウォレットのメリットで解説したように、リカバリーフレーズがあればウォレットの中身は復元が可能です。
なのでリカバリーフレーズさえ知っていれば同期できるということ。

要は、同じ内容のウォレットを別デバイスに何度でも複製可能な状態。
アカウント1つでパソコン・スマホ・タブレットなど複数端末で同じデータを共有できるのと同じです。

リカバリーフレーズが知られると、別デバイスで簡単に同期できるので、当然仮想通貨も盗まれます。
だから、既にリカバリーフレーズの設定が済んでいるハードウェアウォレットは絶対に使ってはいけない。

メルカリなどと比べて、高いし面倒だと思いますが必ずハードウェアウォレットは正規販売店から購入て下さい。


最後に

この記事の内容を1言でまとめるならば「ハードウェアウォレットの安全性は高いが徹底した自己管理が大切!」です。

ここまでで、仕組み・メリット・デメリット・注意喚起について書きました。

ハードウェアウォレットはハッキングされるリスクが低く、バックアップもとれるので、無料で利用できる取引所のウォレットより安全性は高い。

しかしハードウェアウォレットを使っても、仮想通貨流出のリスクが0になるわけではありません。
リカバリーフレーズをなくせばウォレットの復元はできないし、中古デバイスを購入すれば詐欺被害にある可能性が十分にありえます。

リカバリーフレーズを安全に保管・管理したり、デバイスは正規販売店で購入するなど、正しい知識と対策で仮想通貨流出のリスクを減らして下さい。

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