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【初めて車を買うあなたへ】買うまでの流れと安く買うコツ

投稿日:2021年2月1日 更新日:

こんにちは タカオです。

初めて車を購入しようと思っている方の中には、「買うまでの流れを知りたい」「何を準備したら良いか分からない」という不安を抱くお客様もいるのではないでしょうか。
そのような方の為に、ここでは車を購入するまでの主な流れを5ステップで解説します。

また、カーディーラーにて新車・中古車の営業経験のある僕が、車を買った後に後悔しない為に、安く買うコツも合せて紹介します。

車を買うまでの流れ【ロードマップ】

【5つのステップ】

  1. 使用目的に合う車種を選ぶ

  2. 見積もりを依頼する

  3. 契約に必要な書類を準備する(一般的には販売店が準備してくれる)

  4. 車の購入費用を支払う

  5. 納車(車を受け取って、操作説明を受ける)

【ステップ1】使用目的に合う車を選ぶ

車には「軽自動車」や「ミニバン」など色々な種類があります。
それぞれに特徴があるので、自分に合うのはどんな種類があるのか確認しておきましょう。

1-1 自分に合う車の種類を知る

「車種・特徴・どんな人におすすめか」表にまとめましたのでこちらをどうぞ。
車種具体例特徴こんな人におすすめ
「軽自動車」

・日産「デイズ」「ルークス」

・トヨタ「ピクシス」

・ホンダ「N-ONE」

など

・小さくて小回りが利く

・税金面で優遇されるなど維持費が抑えられる

・普段の買い物などで使いたい

・運転に自信が無い

・遠出する機会が少ない

「コンパクトカー」

・日産「ノート」

・トヨタ「アクア」「ヤリス」

・ホンダ「フィット」

など

・小回りが利く

・燃費が良い

・標準的で利便性が良い

・通勤や買い物で日常的に使いたい

・休日などには中長距離のお出かけも検討

・家族友人を乗せることがある

「ミニバン」

・日産「セレナ」「エルグランド」

・トヨタ「ヴォクシー」「ヴェルファイア」

・ホンダ「ステップワゴン」「フリード」

など

・室内が広い(最大8人乗り)

・運転しやすい

・家族のお出かけに使いたい

・中長距離のお出かけ機会が多い

「SUV」

・日産「キックス」「エクストレイル」

・トヨタ「ライズ」「C-HR」

・ホンダ「ヴィゼル」「CR-V」

など

・悪路や雪道でも快適に走れる

・スタイリッシュなデザイン

・釣りやスキー、キャンプなどアウトドアやレジャーを楽しみたい

・見た目にもこだわりたい

「セダン」

・日産「スカイライン」「フーガ」

・トヨタ「クラウン」「センチュリー」

・ホンダ「アコード」「クラリティ」

など

・加速性能、静寂制に優れている

・高級車が欲しい

ご覧のように、車種毎に様々な車があり、それぞれに特徴が違います。
分からなければ、「自分の主な使い方(通勤距離や使用頻度など)」「好きな形や色などのデザイン(丸みがあるのが好きか・角張ったのが好きかなど)」「違いは何があるのか」疑問や希望を販売店で直接聞くことで丁寧に教えて貰えます。

お店に行くと「買わされそう」「その場で決断しなくてはいけない」と不安になる人もいるかと思います。
安心して下さい殆どのお客様が話しを聞いたり・複数の店と比較して・いったん家に帰ってご家族と相談して、数日後に決断しています。

分からないことは営業マンに相談しましょう

1-2 新車か中古車かを選ぶ

自分に合う車種が分かったら、新車か中古車のどちらにするかを選びましょう。
それぞれの違いやおすすめをまとめましたので確認しておきましょう。

メリットデメリットこんな人におすすめ
新車

・保証期間が長い

・好きな色やオプション、グレードなどを自由に選べる

・高性能な車に乗れる

・購入価格が高い

・納車までに時間がかかる(1ヶ月~)

・最新の車種に乗りたい

・同じ車に長く乗りたい

中古車

・現在は売っていない過去の車種に乗れる

・新車に比べて納車までが早い(2週間~)

・購入価格を抑えられる

・車両状態に不安がある

・好きな色やオプションが選べない

・新車と比べて保証期間が短い

・少しでも早く乗りたい

・購入価格を抑えたい

それぞれに特徴が有りますが、どちらも共通して即日乗ることができないということを理解しておきましょう。

1-3 グレードを決める

車には車種毎に「グレード」というのが用意されており、これは性能や装備などのレベルを表わしています。
また、「L」や「X」のようにアルファベットで表記されるのが主流なので正直分かりにくいです。
カタログで確認したり、営業マンに違いを確認しましょう。
(例)上位グレードにすれば座席シートが本革になる・エアコンがオートモードにできる・ヘッドライトが明るいLEDタイプになる。など

特徴こんな人におすすめ
高グレード

・機能、性能が良い

・価格が高い

・予算に余裕があり、装備を充実させたい

・車を売る時に高く売りたい

低グレード

・最低減の装備、性能

・価格が安い

・予算を抑えたい

・必要最低減の装備で充分

車種毎に3~5つ程度のグレードが用意されているので、中間グレードを選んだり、高グレードに寄せたり出来ます。

これまで、殆どのお客様にグレード毎の違いについて聞かれました。販売会社にはカタログなど説明用資料も揃っているので問題無しです。
車好きで殆ど把握して頂いているお客様もいますが、販売時期により若干の違いや変更が行われているので、確認しておけば間違いないです。

1-4 店頭で気になる車を試乗をする

欲しい車種が決まったら、購入前に試乗をしておきましょう。
複数の車に試乗して比較できると、より納得した車選びができます。

なお、当日でも良いので試乗の際には電話やネット等で事前に予約をしましょう。
なぜなら、店舗の規模によっては希望の車種が試乗車として置いてない可能性もあり、他のお客様と被ってしまうと待つ必要があるので事前予約は必ずしましょう。

なお、試乗の際には以下について確認しておくのがおすすめです。

  • シートの乗り心地、座り心地
  • 運転席からの視界はどうか、バック時などの操作のしやすさ
  • 後席の足下の広さなど同乗者の感想や室内環境はどうか

【ステップ2】見積もりを依頼する

自分に合う車を選んだら、次は見積もりをお願いしましょう。
不要なオプションがついていないか確認することで、無駄な出費を抑えることができます。
以下基本的にかかる費用となりますが、なぜ必要なのかなど不明な点を担当者に確認して不要なものは省いてもらいましょう。

  • 車両価格
  • 消費税
  • 環境性能割
  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • リサイクル料金
  • 自賠責保険料
  • 登録手続き代行費用
  • 車庫証明手続き代行費用
  • 預かり法定費用
  • 納車費用
  • 希望ナンバー取得にかかる費用
  • その他

車両価格は勿論ですが、法律で加入が義務付けれている自賠責保険料や税金関係など必ず必要なものもあるので、何の費用なのか、なぜ必要なのかを担当者に確認しておきましょう。

【ステップ3】契約に必要な書類を準備する

見積もり内容に問題、間違いが無ければ契約に進みます。
契約には主に以下の書類が必要になりますが、一般的には販売会社が用意してくれます。

  • 実印
  • 印鑑証明
  • 自動車保管場所証明書
  • 自認書または使用承諾書
  • 配置図
  • 自賠責の承認請求書
  • 委任状
  • 申請依頼書
  • 住民票
  • その他

以下解説する支払い方法や購入車両が軽自動車かそうでないかなどによって必要書類が変わります。

一般的には販売会社で用意してくれます。また、記入方法なども基本的には担当者が全て教えてくれるので身構える必要はないので、安心して下さい。

印鑑証明書や住民票はご自身で市区町村の役所へ行き、用意する必要がありますが何がいつまでに必要かは担当者が教えてくれるので、その後で問題無しです。

【ステップ4】車の購入費用を支払う

契約後に、車の購入費用を支払います。
車の購入には、現金一括払いとローンの2種類があります。なお、クレジットでの支払いの可否は販売会社によって異なるので必要に応じて確認しましょう。
それぞれに以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
現金一括・金利がかからない・まとまったお金が必要
ローン

・現金が無くても購入できる

・経済状況に合わせて月々の支払い額を決められる

・金利がかかる

なお、ローンには大きく分けて「ディーラーローン」「残価設定ローン」「銀行系ローン」の3種が有ります。
それぞれにメリット・デメリットが異なるので自分にあったローンを選びましょう。

メリットデメリット
ディーラーローン

・店頭で審査出来るので手続きが楽

・審査に通りやすい

・金利が高い
残価設定ローン

・店頭で審査出来るので手続きが楽

・審査に通りやすい

・通常ローンより支払い総額が抑えられる

・金利がディーラーローンより低い

・金利が銀行系ローンより高い

・新車購入時にしか利用できない

ローン

・金利が低い

・比較的審査が厳しい

・手続きが複雑で大変

【残価設定ローン】はローンで新車を購入される方の主流となっているものですので、ここで簡単に解説しておきます。(詳細は購入時の担当者に確認して起きましょう)

これは、数年後に車を下取りに出すことを前提として利用するローンの1種です。車の購入金額から、数年後に下取りに出した際の車の残価(将来の車の価値)を引いた金額を支払います。

購入時に将来の下取り額を決めてしまうので高く下取って貰える。通常ローンよりも総支払い額を抑えられるというメリットがあります。

一方で、契約時に設定される残価(将来の車の価値)はあくまでも予想です。事故などで車があまりにもボロボロの場合など、実際の査定価格と残価に大きく差額が生じてしまった場合には、その分の支払いが追加される可能性があるのがデメリットともいえます。

※正確には将来キズが付くのも想定して残価は設定されるので、下取り時に小傷であれば無かったことにして貰える残価設定ローンのが高く下取って貰える可能性があるのでお得ですが、解説すると長くなるので、別記事でまとめようと思います。
購入時の担当者へ質問・確認して貰えれば問題無しです。

【ステップ5】納車

支払い手続きを終え、ここまでくれば後は納車の日を待つのみです。
納車時には、販売店のスタッフと一緒にこれからあなたのモノとなる車の確認及び、操作説明などを行います。
以下について確認しておきましょう。

  • キズや凹みの有無
  • 希望していたオプション、装備がついているか
  • 車検証など書類に不備はないか
  • その他、ナビや安全装置などの操作に不安があれば丁寧に説明して貰えるので確認しておきましょう

後悔しないために、安く買うコツを紹介

車の購入は、あなたの人生で大きな買い物の1つになると思います。
なので、ある程度の出費は想定しているとはいえ、できるだけ安く買いたいと思うのが本音ではないでしょうか。

そこで、以下では購入前に知っておきたい車を安く買うための工夫を4つ紹介します。

なお、ネットの口コミなどで「●●●円値引き出来ました」など様々な交渉の仕方を紹介しているサイトもあるようですが、結論からいうとこれらはあてになりません
勿論、実際に営業として働いている身として「本当ならすごい」と思う例もあります。
しかし、購入時期やオプションの有無、車種グレードなどがバラバラなので全ての人に当てはまる訳が無いコレが事実です。
そして、本気で交渉したければそれなりの知識と理解、テクニックが必要になってくるので、僕はおすすめしません。

今回紹介しているのは、確実にお得に買うことができる方法です。
ホームランは狙わずに、確実にヒットを積み重ねることで後悔せずに安く車を買いましょう

【工夫1】 購入時期は1月がベスト

購入へのスケジュールとしては「11月(車種探し)→12月(見積もり)→年末休みで落ち着いて家族と相談→1月年始(購入)」
これが、おすすめです。

なぜなら、年末年始のフェアがあるからです。
そこで、お年玉カーやドラレコプレゼント、オプション●●●円分プレゼントなどの特典が受けられます。また年始には来店記念品が貰えたりするのでお得です。
そのために、11月頃に【ステップ1】使用目的に合う車を選ぶと良いでしょう。
そして、12月頃に見積もりを作って貰うことで通常の総支払い額がどれ位になるのかを把握しつつ、ご家族・友人と相談してみましょう。

2ヶ月前に動き出すのは早すぎると感じる方もいると思いますが理由があります。
それは、年始のフェア案内やチラシなど、早期特典や数量限りといったお得情報を優先的に入手できるので有利なポジションをとることができます。

具体的には、一般の方へは新聞折り込みなどで年始に案内が届きそこから車種を検討したりするのに対して、あなたは既に年始の開始と共に買うか買わないかの決断の状態にあるので買おうと思ったけど先着に漏れたという後悔をしなくて済みます。
また、年始はお客様も多く販売店がパンクするケースが良く有ります。事前に話しを進め営業マンと関係を築いておくことで、待たされることなくスムーズに話しが出来るとともに、分からないことがあった時もより丁寧に落ち着いて相談が出来ます。

【工夫2】自分で車庫証明を出す 

車庫証明を自分で提出することで費用を抑えることができます。
車庫証明の取得は、自動車販売店などで代行してくれるのが一般的です。しかし、代行してもらうと【ステップ2】で紹介している基本的にかかる費用の中にある「車庫証明代行手数料」のような代行費用が必要になってしまいます。

車庫証明は自力で取得することができ、難しい手続きではありません。唯一難点なのは、警察署の窓口に行く必要があるため、平日に時間を確保する必要があることです。

平日に時間を確保出来るようであれば、ぜひ車庫証明を自分で提出することで費用を抑えることをおすすめします。

車庫証明の取り方については以下別記事で解説しているのでこちらをどうぞ。 必要書類や書き方などをまとめています。
♦【車庫証明の取り方~申請方法を解説】♦

【工夫3】金利の低いローンを選ぶ

ローンを利用する際には金利の低いローンを選びましょう。
なぜなら、金利が1~2%上がると支払い総額に数万円の差が生じるからです。【ステップ4】で解説しているように、銀行系ローンは金利が安い傾向にありますが、審査が厳しかったり、手続きが複雑な場合があるので、事前に審査基準や手続き方法を確認しておくと安心です。

【工夫4】残価設定ローンを利用する

既に【ステップ4】で解説しているように、車両の購入金額から下取りに出す際の車の残価(将来の車の価値)を引いた金額を分割返済するので、通常ローンよりも総支払い額を抑えられるというメリットがあります。

一方で、新車購入時にかしか利用できない点や、契約時に設定された残価はあくまでも予想価格なので、事故などにより車が大破するなど残価との差が大きい場合には追加の支払いが必要になる可能性がデメリットとしてあります。

現在は、新車でディーラーローンを検討される方のなかでは主流となっておりオススメです。

まとめ

車を買うまでの流れとして以下5ステップを紹介しました。

  1. 使用目的に合う車種を選ぶ
  2. 見積もりを依頼する
  3. 契約に必要な書類を準備する(一般的には販売店が準備してくれる)
  4. 車の購入費用を支払う
  5. 納車(車を受け取って、操作説明を受ける)

そして、購入時には、

  • 11月~12月に準備して1月の年始フェアで購入する方法
  • 車庫証明を自分で出すことで、代行費用が抑えられる方法
  • ローンで支払う際には低金利を選ぶ方法
  • 場合によっては残価設定ローンを検討する方法

後悔しないために安く買うコツとして、これら4つの方法を紹介しました。

最後に

あなたの理想のカーライフを叶える為にも、納得して車を買いましょう。
車の購入は人生の中でも大きな買い物となるので、後悔せずに納得して買って頂きたいものです。
車の購入方法や自分に合った選び方などをしっかり検討して、納得のいく最高の1台を選んで下さい。

-お金, 未分類, 生活

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